カジュアル日本画講座
第4回 日本画初心者さん 描き方 胡粉を溶こう
今回は、日本画をやり始めると何回もやることになる、胡粉の絵具を作ります。
さあ、レッツら胡粉・・・。
※このページでは最初からサラサラな胡粉を使用していますが、小さな塊状の胡粉を使用する場合は、使う前に乳鉢ですりつぶしてから使ってください。
胡粉をお皿に適量いれて、ほんの少し膠をいれて混ぜます。
めんどうくさいからって、最初にたくさん膠をいれると胡粉を足すはめになります。
混ぜて粉っぽいようなら、さらに少しずつ膠を足します。
ペースト状になってしまったら、胡粉を少し足して団子をつくってください。
ついでですが、胡粉がこびりついたお皿をきれいにしながら胡粉をまとめると楽です。
この胡粉団子が大きければ、お皿に投げて100回叩きつけるのですが(皿から10㎝くらい離れたところから皿に叩きつけます。たまに胡粉が皿から落ちて胡粉が汚れます・・・)、小さな胡粉団子ですので、指にくっつけてお皿に叩きつけるといいますか、ぺちぺちします。
100回叩きつけるのは、胡粉と膠をなじませるためらしいです。
100回叩きつけたら、胡粉団子をお皿に貼り付けます。
指で動かしてもちょっとのことでは取れないぐらいしっかり貼り付けましょう。
貼り付けたら、水を入れて胡粉を指のはらでなでて溶かしていきます。
このときに貼り付けが甘いと胡粉が移動してやりにくいです。
膠ほど慎重ではなくてもよいですが、水も一度にどばっと入れると薄い胡粉ができるので、様子を見ながら入れてください。
水が胡粉と混ざり、もったりして筆につけても描きにくそうな感じがしたら、水を足したほうがよいです。
また、膠が足りないときもありますので、何滴か足してもよいかもです。
胡粉のかたまりが無くなったら終了です。
ついでですが、最初のうちにお皿についた胡粉を水でなでてきれいにするか、新しいお皿に胡粉団子を移動してから水を足すと胡粉カスが入らなくてよいですよ。
今回は、モチモチ&ピトピトして楽しい?胡粉の溶き方を紹介しました!
ではではー。
カジュアル日本画講座の説明
かわいい日本画を描いて、日本画の普及を目指す日本画家ねこのふとん先生による、カジュアル日本画講座です。始めるには敷居の高いと思われている日本画をカジュアルに始められるように、道具の説明から書き方までを数回の記事に分けてお届けいたします。
また、当該講座で使用されるキャンパスサイズは70mm×70mmと大変可愛いサイズであり、取り扱いやすくなっております。
この講座は、「ねこのふとん」先生の「かわいい日本画」ブログから、記事を購入して記載しております。なお、カジュアルに日本画を描いてほしいという思いとは裏腹に、面倒な個所などついつい熱く語られておられ、若干お見苦しいと思われる表現がございますが、ほぼ原文のまま記載いたしますこと、ご了承願います。
画筆・刷毛について
弊社松月堂の画筆・刷毛は、お住い地域の最寄りの画材店様、文房具店様、ホームセンター様なので取り扱っていただいておりますので、お立ち寄りください。弊社は受託製造が基本でございますので、今お使いの製品は弊社製造品かもしれません。ご愛用くださいませ。なお、一部筆につきましては弊社オンラインショップでも販売しております。当該講座内に登場した筆につきましては、弊社でも製造をしております。詳細は下記をご覧ください。